アメリカ・メイン州にあるフレンチビルという町では、北風が吹くとカナダ側から国境を超えて"どうにもがまんのできない堆肥のニオイ"が蔓延し、町中の人々が鼻をつまんで歩かなければならないという悲惨な状況が続いている。
町の役員であるフィリップ・リーベスク氏は、「まるで酸か、もしくは硫黄みたいな臭いなんだ。ものすごくきつい悪臭なんだけど、ここ数週間はいつにも増して強烈で、ほんとに酷い状況だった。これは国際的な問題だ」と語り、事態の解決策を模索している。
悪臭の原因となっているのは、ニューブランズウィック州(カナダ)にある「ニワトリの糞や尿から肥料を製造している工場」だという。
およそ1,200人の住民達は北風が吹いてくると一斉に家の窓やドアを閉め、道行く人々は全員鼻をつまみ、あまりの臭さで屋外での作業(仕事)が一切できなくなってしまうとのこと。
自分の家の立地場所により、不運にも最も強烈な悪臭の被害を受けた住民達の間で「クリーン・エアーを求める市民」と呼ばれるグループが発足され、その悲惨な状況を訴えているという。住民の一人はいつになったら解決するのか全く見通しの立たない悪臭被害に対し、「我々の"生活の質"に大きく影響する問題だ。まったくもって不愉快だ」と怒りを露わにしている。
当たり前のことだが、この地域の不動産価値はどんどん下落しているとか。さらにセント・ハイレアー(国境近くにあるカナダの町)の西にあるブタ小屋の悪臭も事態を更に悪化させているという。
【Chicken Manure Stench Holds Town Hostage】