【メリーランド州】
911コールと言えば、緊急事態に陥った時にダイヤルする「救助要請コール」である。ところが、ある女性が助けを求めてダイヤルしたところ、電話に出たオペレーターがぐっすり寝ていたため問題となっている。
7月29日午前2時40分頃の事。寝室で寝ていたパトリシア・バーグさんは物音に気付いて突如目が覚めた。もしやドロボウではと不安になった彼女は911に電話した・・・
ボルティモアのWBALテレビが、この後のバーグさんとオペレーターとの会話を録音したテープを入手し公開した。テープに録音されていた会話の内容は以下のとおりである。
バーグさん :
「ああ・・あの・・私、何か物音みたいなのが聞こえて目が覚めたんです・・(雑音)・・ガラス窓を手で叩き割ったような音だったと思うわ・・どこからそんな音が聞こえてくるのかしら・・分からないの。でも、もしかしたら私の家にあるガラス窓じゃないかと思ったの。それでね、窓を見に行ったのよ。でも何も変わったところはなかったわ。」
911オペレーター :
「ZZZZZZZzzzzz・・・・(いびきの音)」
この時、電話に出たオペレーター(男性)は寝ていたのである。バーグさんが次の言葉を発するまでの1分48秒間、受話器の向こうからいびきがずっと聞こえていたという。
バーグさん :
「あの・・もしもし??」
911オペレーター :
「ハイ!! もしもし!!」(ようやく目覚める)
バーグさん :
「あの・・何も返事がないから電話が切れちゃってるのかと・・。」
911オペレーター :
「いえいえ・・そんな事はないです。切れてませんよ。・・(雑音)・・それで、どうかしましたか?」
・・・・
・・・・
バーグさん(怒) :
「もう話したでしょうが!! 『どうかしましたか?』って、どうかしたから電話して、アンタに何が起こったかさっき説明したでしょうが!!」
怒りが収まらないバーグさんは、そのまま911コールセンターの責任者に電話を繋ぐようにオペレーターに要求。責任者が電話に出ると、「私は911に電話して状況を説明したんです。でもね、電話口から何も返事がない。聞こえてきたのはね、おたくの職員(オペレーター)のいびきの音なのよ!!」と激怒した。
警察の発表によると、この「居眠りオペレーター」は1993年入社のベテラン職員で、この日は夜間勤務をしていたという。この事件については多くを語ろうとせず、現在休暇を取って休んでいるとのこと。
関係者の間でこのオペレーターの職務経歴等の調査を進めているが、警察の広報担当者は「人間を眠らないように訓練するのは難しいと思われます。先ず我々がやらなければならないのは、どうしてこんな事が起こってしまったのか・・その原因を究明する事です。」と話している。
オペレータの処分については、これからの調査により明らかになる事実に基づいて検討するとしている。
【WSBTV】
Sleepy 911 Operator Takes A Snooze During Call