【イギリス】
スキューバダイビングで使用される銃で、少年の顔へ向けてモリを撃った男性が、この度裁判で正当防衛を認められ、無罪判決を言い渡された。写真は少年の顔面に突き刺さったモリのレントゲン写真。
無罪となった男性はネーサン・カークさん、25歳。カークさんは昨年3月、15歳の少年マシュー・ホーキンス君を含む不良少年グループが、電話ボックスを壊しているのを発見。注意したところ口論となった。
その後、カークさんはガールフレンドのアパートに立ち寄り、彼女の部屋にいたところ、ホーキンス君(15歳)と仲間2人がアパートにやって来た。ドアを開けたカークさんに少年らは殴る蹴る等の暴行を加え、さらにナイフを取り出しカークさんの心臓近くを突き刺した。
一旦部屋の奥へ逃げ込み、最初は少年達を脅かすためにモリを発射する銃を構えたカークさんだったが、更に暴行を加えようとする少年に向けて引き金を引いた。
発射されたモリは少年の目に突き刺ささり、ホーキンス君は一命は取り留めたが失明。モリを除去する手術ではボルトカッターが使用されたとのこと。
正当防衛を認められたカークさんは、記者達の質問には一切答えず法廷を去った。彼の弁護士であるジョージナ・マレーさんは、以下のようにコメントを発表している。
「カークさんは長い精神的苦痛から開放され、非常に安心し、そして喜んでいる。14ヶ月間の裁判だったが、彼はもう過ぎ去った事として忘れ去り、通常の生活を送りたいと話している。裁判中、彼を支えてくれた両親、友人、家族など全ての人達に感謝したいと話している。」
一方、カークさんを襲った少年3人のうち、一人は無罪となったが、モリで撃たれたホーキンス君には暴行罪が課され、もう一人の仲間は18ヶ月間の拘置が言い渡された。
【BBC】
Man acquitted of harpoon attack