【コロンビア】
アグレッシブな運転は交通渋滞を緩和するという興味深いリサーチが発表された。この研究はコンピュータによるシミュレーションによって明らかにされたもので、南米コロンビアの首都ボコタが今回の対象都市となった。
コロンビア大学のL. E. Olmos氏と J. D. Munoz氏は「都市によって人々の運転スタイルは違うものなのです。また運転スタイルはその都市の特徴を表しているものなのです。」と話した。
そこで二人はボコタのドライバーが運転する車に乗せてもらい、彼らの「加速度合い」や「ブレーキを踏む距離」等のデータを収集した。そのデータをコンピューターに打ち込み、ボコタの道路状況を限りなくリアルに再現することに成功した。
人口700万人、自家用車も100万台を超える大都市ボコタで、なぜそんなに交通渋滞が少ないのかが疑問視されてきた。今回シミュレートされた”ボコタの運転特性”は、同じような都市状況のロンドン、ニューヨーク等、他の大都市の運転特性よりも、より攻撃的(攻める)特徴があることが判明。結果、攻める運転が渋滞緩和の原因になる可能性を示した。
ではボコタの人々はどうして荒々しい運転をするのか。これについて二人は、「ボコタでは公共交通機関や歩行者、自転車用舗道が整備される前、自家用車の使用は規制されていたのです。その規制がなくなり、束縛から逃れたドライバー達が思う存分、自由に道を走るからなのです。」と原因について語っている。
自由に運転できる環境になったが、統計によると、コロンビアでは6人に1人が交通事故が原因で亡くなっているとのこと。
【nature】
Bold motorists clear roads